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★前田議員、講演で党サポーター募集 マルチ業界向け
民主党を離党した前田雄吉衆院議員(比例東海)がマルチ商法業界の関係者を対象に、
「党サポーター」を募っていたことが分かった。党代表選の投票権や、業界に関する自作
のメールマガジン配信など“特典”を記した募集チラシを作り、マルチ関連企業の講演会
で配っていた。前田氏は「ノルマを達成するためだった。配布を断る企業が多く、効果は
なかった」と説明している。
同氏によると、チラシは数年前に作成。1、2社のマルチ商法関連企業で講演した際、
参加者200人ほどの会場で配った。業界の個人あてに郵送したこともあった。
チラシには「行政に対し『こんなことに頭にきている』『こんなことを何とかしてほしい』、
そうお思いになられていることがありませんか? そんな時は直接あなたが衆議院議員
前田雄吉にお申し付けください」と書いてあり、「民主党政権の下で今のおかしな行政を
正そう」と加入を呼び掛けている。
「年4回のメールマガジン『ネットワークビジネス情報』配信」など、独自の特典を盛り込み、
申し込み欄を切り取って返信するよう依頼。議員会館の連絡先を記していた。
民主党によると、党サポーターは18歳以上で党を支援する意思があれば、誰でもなれる。
党員とは違うが、党代表選挙での投票や党主催のイベントなどに参加できる。年会費は2000円。
前田氏は当時、党愛知県第6区総支部の支部長。党県連は総支部に年間ノルマとして
党員50人、サポーター450人を集めるよう求めていた。前田氏は「他の業界にもお願いした
一環。チラシの効果はなく、集まったのは3人ぐらいだった」としている。
前田氏はマルチ業界から講演料や献金1300万円を受け取っていた責任を取って、16日に離党した。
民主党愛知県連の伴野豊代表は「サポーターになれば、困ったときに助けてもらえるという
誤解を与えるやり方で、事実とすれば非常に不謹慎。ノルマは理由にならない」と話している。
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
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