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浜松市の地域ブランド米「やら米(まい)か」の新米が今年も収穫され、人気を集めている。
やら米かは、農薬や化学肥料を県の定める基準の半分以下で育てる「特別栽培米」として、
県から認定を受けている米。現在市内の稲作農家11人が生産しており、生産者の一人、
同市北区三幸町の堀野悦雄さん(60)は「浜松を代表するお米として定着させるためにも、
たくさんの人に食べてもらえるように取り組んでいきたい」と話している。【平林由梨】
もともとアイガモ農法で無農薬米を生産していた堀野さんが、
県西部農林事務所から声をかけられて生産を始めた。市内の大規模稲作農家でつくる
「西部稲作経営研究会」の会員も加わり、作付面積は約11ヘクタールでスタート。
浜松で愛される米になってほしいという願いを込めて「やら米か」と命名した。
今年3月、浜松商工会議所から地域ブランド「やらまいか浜松」の認定品に選ばれ、
7月には県から中小企業地域資源活用促進法に基づく「地域資源」にも指定された。
今年は生産者が2人増え、作付面積も約3倍の約30ヘクタールになり、約140トンの収穫が見込まれている。
JAとぴあの農産物特売所や米穀店など市内の十数店で販売されている。
5キロで約2600円などと値段はやや高めだが、「安心・安全なお米」と評判になり、
一部のおにぎり専門店やトンカツ店でも使用されている。
お米マイスター五つ星の資格を持ち、やら米かの生産計画段階から
アドバイスを続けてきた同市北区三方原町の米穀店「米寅」社長、
加藤範房さん(59)は「農薬を抑えている分、甘みと粘りが増している。
リピーターが多い」とやら米かの魅力を説明している。
毎日新聞 2008年10月21日 地方版
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