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・子ども向けのテレビ番組「獣拳戦隊ゲキレンジャー」の衣装を無承諾で複製・販売したとして
茨城県つくば市に住む男性(41)が先月末逮捕され、今月15日、著作権法違反の罪で罰金
100万円の略式命令を受けた。この男性は茨城のご当地ヒーロー「時空戦士イバライガー」
でもあった。正義の味方の逮捕は、イバライガー消滅の危機をもたらし、コスプレ業界にも
不安を広げている。
イバライガーは昨年8月、つくば市のイベント会場に突如現れた。未来からやって来た
アンドロイドという設定で、茨城の県鳥ヒバリをイメージした容姿。以来、県内各地の催しで
人間の欲が生み出した悪の組織「ジャーク」と闘いを演じた。
ピンチに陥ると、子どもたちは声援を送る。これで立ち直り、必殺技「マックス・ブースト・
インパクト」を繰り出し、敵を倒してきた。
イバライガーは、市民有志十数人で製作委員会をつくり、宣伝や音響、美術などを分担。
愛知県警に逮捕され、名古屋地裁一宮支部から罰金刑を言い渡された男性が一手に演技を
引き受けてきた。
知人らによると、この男性には首都圏のイベントや福祉施設の慰問などでヒーローを演じた
経験があった。サーフショップを経営し、サーフボードに使う繊維強化プラスチック(FRP)の
加工技術もあった。FRPはヘルメットの加工にも使え、衣装はほとんど一人で作っていたという。
逮捕によって、活動は休止に追い込まれた。逮捕翌日の9月26日のつくばみらい市での
催しなど、9~10月は秋の交通安全運動などを中心に5件の登場予定があったが、いずれも
中止になった。
アクションも直接教わった男児(4)の母親(30)は「息子は喜んで『大きくなったらイバライガーに
なりたい』とはしゃいでいたのに、裏切られた気持ち」と話す。(>>2-10につづく)
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※画像:イバライガーに扮した男性。手に持つのは、路上で救ったカルガモ=5月、
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