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・歌手や声優の活動をしている女性(当時20)の殺害予告をネット上に書き込んだとして、
脅迫の罪に問われた男性被告(24)の初公判が17日、東京地裁で開かれた。
被告は極度の緊張からか、まばたきの回数が異常に多く、視線が一点に定まっていない。
被告人質問の際に沈黙が続くことが何度もあり、弁護人だけでなく、裁判官や検察官までもが
心配そうな表情で被告を見つめた。
検察側の冒頭陳述などによると、大分県出身の被告は大学中退後、新聞配達員などを
していたが、「環境を変えてみたい」と札幌に。「仕事につながるようなことを探してこい」
という両親の意向も受けてのことだった。札幌市内のネットカフェで寝泊まりしていたという。
札幌での職探しはなかなかうまくいかなかった。ストレスがたまっていた被告は今年8月6日、
オンライン百科事典の被害女性のページに「○○(被害女性の名前)ふざけんなよ
8月10日に殺します。場所はてめぇの家だ」などと書き込んだ。
それ以前にも、被害女性のホームページに掲載されていたメールアドレスに脅迫メールを
何度か送っていたという。1月には知り合いを装い、「こっちはうらみがあります。殺して
やるから待っててね」というメールも送っていた。
検察官「いつ、どこで、どのように殺害するかということを書き込んでましたよね?」 被告「はい」
検察官「これからもインターネットを使うつもりなんですか?」 被告「必要があれば、使います」
検察官「それはどういうときですか?」 被告「仕事を探したり、買い物したり…」
検察官「それはネット以外でもできるんじゃないですか?」 被告「はい、できます…」
検察官「あなたにネットを使う資格、あるんですか」
絶句する被告。ネットカフェで生活し、どっぷりとネットの世界にはまっていたであろう
被告にとって、“資格”を問われたのはショックだったようだ。沈黙の後、被告は「個人の
サイトなどにアクセスしないようにする」などと必死に弁明しながら、ネット利用に理解を
求めた。(>>2-10につづく)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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