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・恐喝の罪に問われた男性被告(43)の初公判が10日、東京地裁で開かれた。
トラック運転手の被告は、妻を福島県に残したまま、出稼ぎのため、単身埼玉県にやってきた。
保険会社に勤める既婚者の女性と、保険契約を通じて知り合った。被告は「妻が亡くなって寂しい」
などと、巧みな言葉で接近、2人はまもなく肉体関係を持つようになったという。
被告は女性に「いざというときのために(消費者金融の)カードを作っておいて。だんなに
見られたら大変だから、預かっておく」と、カードを作らせ、女性にだまって金を借り始めた。
返済が滞っているという消費者金融からの連絡で事実を知った女性は、カードを返してくれる
ように求めた。すると被告は「お前のだんなをコンクリート詰めにして海に沈めたっていいんだぞ。
人殺しなんて1万2000円も払えばできるんだ。○○組のトップスリーだって知っている」などと
女性を脅し、カード返還を拒否。被告は消費者金融から計250万円を借りたという。
被告の情状証人として出廷したのは被告の妻だった。法廷で夫の不倫関係が赤裸々に
語られる間、肩をふるわせ、ハンカチで何度も涙をぬぐっていた。
弁護人「今回の事件がどんなものか分かってるね?」 妻「はい」
弁護人「見捨てるつもりはないの? 今後も結婚を続けますか?」 妻「はい」
裁判官「別の女性とある関係を持って、脅したことに怒りの気持ちはありますか?」
妻「脅したことに驚きました」
裁判官「結婚を解消しようと思わなかった?」 妻「ないです」
裁判官「被告人のいいところは? 妻のあなたを裏切ったという側面もありますが」
妻は、突然激しく泣き出した。夫を信じ、「これ以上離れていられないので、一緒にいようと
考えている」と言い切った妻の決心は、最後まで揺らぐことはなかった。
裁判官は閉廷直前、被告を諭すように言った。「信頼して法廷に立ってくれる人に話すべき
ことは話す必要がある。つぐないは考えてますね」。被告はうなだれたまま、短く「はい」とだけ答えた。
検察側は懲役2年を求刑。判決は、今月17日に言い渡される。(抜粋)
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