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・海外で「キング・オブ・フィギュア」と呼ばれる造形作家、ボーメさん(47)の個展が東京・渋谷の
パルコファクトリーで開かれている。
まだまだオタク趣味と見られがちだが、この世界の第一人者は「そのうち、美少女フィギュアこそ
日本文化だと言える日が来ますよ」と話す。
お気に入りのアニメキャラクターを見つけると、手に入る限りの資料を集め、キャラの表情の細かな
ニュアンスをかぎ取る。イメージをふくらませながら立体化。合成樹脂で成形を終えるまでには、
3カ月以上かかるという。
「イラストレーターらのイメージを壊さないよう、常に気にかけています」
アニメ界では新しいキャラが続々と生まれる。ひたすら立体化に挑戦し続けて20年になる。
現代美術家の村上隆さんが描いたオリジナルキャラの原型造りに携わったのをきっかけに
世界デビューも果たした。背丈が50センチほどの独自サイズのフィギュアは「ボーメ・スケール」と
呼ばれて人気を集めている。
だが、本人は「美少女フィギュアはまだ、文化になりきれていない」と評する。
「ガンダムのフィギュアは登場して何年もたった今、やっとアートとして認められ、
部屋に飾れるようになった。美少女モノの時代は…あと20、30年先でしょうね」
「クール・ジャパン」の象徴として、海外から注目を集める美少女フィギュアだが、国内ではまだ
限られた人たちのもの。
それでも、ボーメさんの勤務先で、食玩をヒットさせた「海洋堂」の宮脇社長は「美少女フィギュアを
キワモノとして終わらせたくない」と語る。オタクの街・秋葉原ではなく、渋谷で個展を企画したのも
そういう意味だという。
「日本人は掛け軸や障子など平面は好きだが、立体を楽しむ文化はさほど持っていない。
でも、人生をかけて美少女モノに挑んできた彼の作品をぜひ見てもらいたい。オタクの人以外にも
必ず、その芸術的な価値は通じるはず」(一部略)
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