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留学生数水増し、早大が補助金2200万円不正受給
早稲田大(東京都新宿区)が日本私立学校振興・共済事業団に対し、在籍する留学生の数を
実際よりも多い人数で申請し、2003、04年度だけでも2200万円の補助金を
過大に受給していたことが、会計検査院の調べでわかった。
水増しした人数は両年度だけで延べ595人に上る。05年度以降も同様の申請をしていたと
見られ、不正に受給していた額はさらに増える見通し。検査院は補助金の返還を求める方針。
日本私立学校振興・共済事業団は、国から受ける補助金を財源として、各学校法人に対し、
運営費に充てる私立学校等経常費補助金を交付している。07年度の交付額は
計3280億5000万円。うち、早大は約93億円を受給している。
この補助金の中では、各大学などが留学生を受け入れている場合は、その数に応じて、
特別に増額する制度がある。学生数が数人~30人増えるごとに、100万~数百万円が
加算される仕組み。この場合の留学生は、正規の課程に在籍する学生であることが条件だが、
早大は正規ではない聴講生や履修生なども含め、申請していた。03年度は申請した留学生数
1592人のうち313人、04年度は同1757人のうち282人が、それぞれ対象外だった。
このため、早大が過大に受給した特別補助は、03年度1500万円、04年度700万円に上った。
文部科学省によると、海外から来日している留学生の総数は、03年度に初めて10万人を
突破し、昨年度は11万8498人だった。大学別の受け入れ数は長年、東京大がトップで
早大は2~3位だったが、昨年5月現在、早大が2435人とトップになっていた。
同大では「事務的なミスで、意図的な水増しではない。正式な返還の求めが来た段階で、
適切に対処したい」としている。
(2008年10月15日14時33分 読売新聞)
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