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隠された情報を取材・報道によって国民の前に提示していくことが、メディアに課せられた責務である。中でも、読者からの信頼に長い間支えられ、さまざまな調査報道を手がけてきた新聞は、インターネット時代といわれる現代でも、変わらぬ重い使命を負っていると考える。
懸念もある。昨年は奈良県の少年事件の供述調書をフリーライターに見せた鑑定医が
秘密漏示容疑で逮捕され、今月には防衛秘密を記者に漏らしたとして
幹部自衛官が懲戒免職になった。
メディア側が取材源を結果として守りきれなかったことは痛恨の極みだ。
しかし、取材源を狙い撃ちして情報提供の萎縮(いしゅく)を図るかのような当局の動きには、
強く抗議しなければならない。
15日から新聞週間。情報を閉ざそうとする厚い扉を粘り強くこじ開け、
国民の知る権利に応えていく決意を新たにしたい。
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