08/10/15 18:26:33 Xupf4Gn90
いんげん豆の製造元 生産停止
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
ジクロルボスが検出された冷凍いんげん豆を製造した、中国・山東省の「煙台北海食品」では、食品安全を担当する
品質監督局や警察の関係者が、慌ただしく出入りする様子が見られました。藍明徳社長によりますと、工場では
生産ラインを止めて調査を行っているということで、原因がわかるまで出荷を停止するとしています。
藍社長は、これまでの調査では、原料となる野菜を契約栽培している農家や、工場内の消毒で、ジグロルボスは使われていない
としています。藍社長は、「日本の消費者にたいへん申し訳ない。真剣に原因を究明し、きちんと説明したい」と話していました。
会社のホームページによりますと、この会社は18年前に設立され、800人の従業員が輸出用の冷凍食品や調理用食品を製造しており、
製品の85%が日本市場向けで、残る15%が欧米市場向けだということです。ところで、中国では、ジクロルボスは、
法律で使用は禁止されておらず、殺虫剤や消毒剤として主に農村で使われています。ことし5月の四川大地震の直後には、
衛生状態が悪化しないよう中国人民解放軍が被災地各地でジクロルボスを水で薄めて散布しました。また、中国のメディアによりますと、
食品に虫が付かないように、業者が食品を加工する際にジクロルボスを使用し、摘発されたケースがこれまでに起きています。
2003年には東部の浙江省で、高級ハムの製造工場がハムを加工する際、ハエが付かないようにジクロルボスを溶かした液体の中に
つけていたことがわかり、摘発されています。広東省広州市では、魚の加工業者が、塩漬けの魚を作るときにジクロルボスを
使っていたとして処分されています。最近になって、ジクロルボスは環境汚染や健康被害につながるという批判が出始めたことから、
四川大地震の被災地では、地震発生から2週間近くたってジクロルボスの散布が中止されたほか、北京などの大都市では、
業者が自主的に販売を自粛する動きも出ています。