08/10/14 05:02:15 yuC+AzEF0
中国出張、ホテルにパソコン放置ご用心 米商務長官機密データまるごと抜かれる?
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中国への出張で、パソコンをホテルに残して外出するのは危険かもしれない。米政府の電子
機器監察チームは、昨年12月のグティエレス米商務長官の訪中で、米側随員が目を離した
パソコンからデータがまるごとコピーされ、商務省のコンピューターシステムへの不正アクセ
スに利用された疑いが強まったとして、調査に乗り出した。
中国政府は暗号化されたパソコンの持ち込みを規制し、商業用の暗号キーについて登録を義
務付けるなど、外国人のパソコンにも監視を強めている。外国使節の公用機器を狙ったデータ
抜き取りは大胆なスパイ行為であるだけに、ビジネスマンらのデータはより脆弱(ぜいじやく)な
状態にあることが裏付けられたかたちだ。
AP通信によると、グティエレス長官は、「調べが進んでいることなので、コメントは控える」と語り、
監察チームの調査を事実上確認した。同長官は昨年12月に「第3回米中戦略経済対話」出席
のため、北京を訪問。これまでの調べで、持ち込まれた政府業務用のパソコン1台が、「少なくと
も3度」にわたり、データを抜き取られた可能性が強まっている。
監察チームでは、訪中終了から8回程度、商務省に係官を派遣して機器を調べるなどしてきた。
米連邦政府で使われるパソコンは、通常、パスワード設定などの保安措置が取られているが、
こうしたセキュリティーの壁を破られると、内部に蓄積されたデータのほか、本省のホストコンピュ
ーターへの接続情報が盗まれる危険がある。米政府機関ではこれまで、国防総省の電子メール・
システムが中国から大量不正アクセスを受けたほか、国務省、商務省などのシステムでも不正ア
クセスが検知されていた。中国では軍・情報機関のサイバー部門のほか、民間のハッカーが不正
アクセスやデータ抜き取りを図っていると、広く伝えられている。
AP通信は、情報当局者のアドバイスとして、中国を訪れる際には、パソコンのほか、携帯電話や
通信機能をもつ電子端末の保管に細心の注意が必要だと指摘した。