08/10/10 13:12:23 0
借金を返すメドがたたず追いつめられやすい多重債務の相談に応じる電話を、
県が全国に先駆けて24時間年中無休で開設したところ、相談者が殺到している。
あこがれのマイホームを県内で実現したものの、無理して組んだローンが返せずに
転落しそうな人が目立つという。
24時間相談窓口は、生活クラブ生協が母体となってできたNPO法人コミュニティケア研究所
(千葉市中央区千葉港4丁目)が8月から県の委託を受けて開いている。
8月は138件、9月は265件の相談が寄せられた。そのうち夜間~早朝は30件と57件。
土日の相談も数件ずつだが入ってきた。
2年半前から同研究所が独自に取り組んできた電話相談は年間50件ほどだったので、
予想以上の反響だった。8月に10人でスタートした相談員を今月から13人に増やした。
相談してくるのは20代から80代まで幅広い。「ワーキングプア」と呼ばれる働く貧困層というよりも、
年収300万~400万円で、借金も同額くらいある場合が多い。
目立つのは40代前後の住宅ローンがきっかけになっている人たちだという。
相談にのっている司法書士の長谷川秀夫さんによると、金利、物件とも高値だった96年から99年にかけて
マイホームを購入し、無理なローンを組んだ人たちが多い。勤務先の業績が悪化し、
あてにしていたボーナスがなくなったり、夫婦の収入を合算して組んだローンが離婚で支払えなくなったり……。
住宅価格が下がり、売るに売れなくなった事例や、収入が減って銀行の審査が通らず
借り換えができない事例も多く、生活費に困って新たな借金を重ねてしまうという。
「10年くらいがんばって、支払ってきた人たちがバタバタ倒れている印象だ。
米国のサブプライムローンではないが、そもそもどうして組めたのかと思うような無理な住宅ローンが多く、
今後も悲鳴をあげる人が出てくるだろう」と長谷川さんは指摘する。
ソース:asahi.com
URLリンク(mytown.asahi.com)
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