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政府が売却した事故米のうち工業用のりとして消費されたのは全体の9%で、売却時の
想定のほぼ10分の1にとどまることが農林水産省のこれまでの調査で分かった。農水省は
問題発覚まで事故米が実際にどう使われたのか追跡調査しておらず、市場の動向を無視した
過剰な供給が食用への不正転売の温床となった疑いが強まった。
調査対象となったのは03~07年度の5年分計7400トン。このうち売却時に用途を
工業用のりに限定したものが6551トンと9割近い。バイオプラスチック用と肥料・堆肥(たいひ)用で
計186トン。現行の農水省の処理要領では、袋が破れているだけで傷みが浅い場合などは、
より高値で売れる主食用での売却を推奨しており、食用分が別に661トンある。
売却先17社に対し、事故米がどのように消費されたのかを農水省が調べたところ、
これまでに重量換算でほぼ半分の用途が判明した。
食用と、非食用のうちのバイオプラスチック向けは、ほぼ全量が本来の用途に使われていた。
ところが、肥料・堆肥になったのは約14%と政府売却時の10倍以上。逆に、工業用のりに
なったのは9%と10分の1程度だった。
食用への不正転売が判明したのは約8%の622トン。農水省は農薬やカビ毒で汚染された分の
調査を優先的に進めており、汚れや水ぬれ、カビで食用に適さなくなった3617トンの用途は
まだ調査中だ。しかし、そのうち、三笠フーズから流れた970トンは食用に不正転売された疑いが強い。
同社以外の調査中の全量が適正に使われたとしても、工業用のりの供給総量の5割程度にとどまる。
(後略)
*+*+ asahi.com 2008/10/10[**:**] +*+*
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