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◎「たま駅長」の経済波及効果
「奇抜なアイデア大成功」/就任から1年間 関西大院教授ら試算
猫の「たま駅長」が招いたマネーはにゃんと約11億円!―。全国的な人気を呼んで
いる和歌山電鉄・貴志川線貴志駅(紀の川市)のたま駅長がもたらした経済波及効果を、
関西大学大学院会計研究科の宮本勝浩教授らが試算した。それによると、乗客増や
グッズ売り上げなどで計10億9400万円。宮本教授は「猫を駅長にするという奇抜な
アイデアが大成功している」と評価している。(加藤順子)
宮本教授らは、たまが駅長に就任した07年1月から12月までの1年間を対象に、さまざまな
データを分析し、経済波及効果を推定した。
その結果、まず乗客数が約5万5千人増加したことから運賃収入などで約2500万円。
たま駅長の写真集や「いちご電車」「おもちゃ電車」などの文房具などの関連グッズの売り上げで
約2700万円。たま駅長の影響による観光客数の増加分を約4万6千人とはじき出し、
その総消費効果は10億4200万円―。
グッズや写真集の売上合計は約4500万円だったが、製造に県外企業が多く参入している
ため、売り上げが県外に流出し、経済波及効果もその分減額されているとしている。
さらに、たま駅長が新聞記事やテレビ番組でとりあげられたことによる宣伝広告効果を試算
したところ、合わせて2億8141万円だったという。
宮本教授は、阪神タイガースが日本一になった場合の経済波及効果を約767億円と試算
している。宮本教授らはたま駅長の経済波及効果について、「『虎』に比べると、『猫』だけに
少額であるが、かなりの経済効果であるといえる」とまとめている。
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