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酒気帯び運転を理由にした懲戒免職の可否が争われた訴訟の判決で、神戸地裁は8日、
「過酷な処分で裁量権の乱用」として、兵庫県加西市の元職員の男性(57)の
訴えを認め、市の処分を取り消した。
判決によると、男性は市の課長だった2007年5月、酒気帯び運転で摘発され、
市の内規に基づき懲戒免職処分となった。
判決理由で橋詰均裁判長は「たまたま勧められて飲酒したにすぎず、動機が非難に
値するとは言えない」と指摘。交通事故も起こしていないことから「公務員への信頼という
観点から社会に与えた悪影響も大きいとまでは言えない」とした。
男性は過去5年間に交通違反がなかったという。
加西市の中川暢三市長は「誠に遺憾。飲酒運転撲滅への取り組みに逆行するもので、
控訴したい」としている。
*+*+ 京都新聞 2008/10/08[**:**] +*+*
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