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・県人事課で、妊娠している女性職員に対し、複数の上司が配慮のない言動をとっていたとして、
3日に開かれた県議会予算委員会で、尾崎知事が、「このようなことが起きて残念だし、
深くおわび申し上げたい」と陳謝した。
同委員会で武石利彦県議(自民)が県の見解をただしたのに答えた。
武石県議によると、女性は7月初めに妊娠に伴う症状で業務に支障が出るとして、
「ラッシュ時を避けた通勤」「業務内容の軽減」「来客に近い座席の変更」の3点を求めた。
これに対し、上司は「これまでの職場にも妊婦さんがいたが、普通は職場に迷惑をかける
立場なのでそんなに希望を言う人は見たことがない」などと発言したという。
入退院を繰り返した9月にも、上司に「通勤緩和の手続きができていないのに30分遅れてきた。
欠勤になるから注意するように」「おなかの赤ちゃんを甘やかしすぎではないか」などと言われ、
さらに「症状について把握する必要があるからこれから病院に行く」などと迫られた上、
携帯電話に何度も電話をかけられ、入院先で精神的にも追いつめられた状態になったという。
尾崎知事は、「女性には本当に心痛をおかけしている」と答弁。
恩田馨総務部長は、事案の検証に取り組む考えを示した。
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