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竹島=独島問題入門 ― 日本外務省『竹島』批判
内藤正中
新幹社 (2008/10 出版)
66p / 21cm / A5判
ISBN: 9784884000783
日本国の名誉のために『竹島=独島問題入門』が出版された/半月城 - 薔薇、または陽だまりの猫
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第一は、幕府が松島(現竹島)の存在を初めて知ったのは、1696年1月の鳥取藩と
のやり取りの中である。そうである以上、それ以前の時期になる17世紀半ばに現竹島
の領有権を確立したなどといえるはずはない。
第二に、幕府は1695年12月から1696年1月にかけての鳥取藩とのやり取りのなか
で、竹島(鬱陵島)と松島(現竹島)が、鳥取藩に属する島ではないことを確認した
上で、幕府としても日本領ではないとする結論を出して、1696年1月に日本人の竹島
渡海を禁止したのである。
第三に、1877年に明治政府の太政官は、島根県が竹島外一島(現竹島)の取り扱い
について質問を受け、政府としての調査を行った上で「竹島外一島本邦無関係」と決
定した。
第四に、1905年の領土編入を領有権の再確認という主張は誤りである。幕府も明治
政府も現竹島についての領有を主張したことはなく、逆に1696年と1877年の2度にわ
たって日本領ではないことを明らかにした。領土編入の閣議決定にあるのは、無主地
であることを確認して領土編入したということである。無主地であるという以上、固
有領土とはいえなくなる。問題は、その当時、現竹島は無主地であったかどうかであ
る。