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・ 解散いつ?戸惑う陣営 衆院選、想定外の助走
衆院の“解散風”が弱まり、選挙準備を加速させていた立候補予定者に戸惑いが
広がっている。就任後すぐに解散に踏み切るとみられた麻生太郎首相は「政局」
より「景気対策」を優先する考えを強調。十一月上旬の投開票が確実視された選挙
日程の大幅先送りを予想する声もある。「ずるずる延びれば資金がもたない」「士気
が保てるかどうか」-。先の見通せない展開に、陣営からは悲鳴も上がり始めた。
「収録から時間がたつと政治情勢が変わってしまう。撮り直しはできるのだろうか」。
自民現職の戸井田徹氏(兵庫11区)の陣営は、五日に収録する政見放送で訴える
中身が「古く」なってしまうことを懸念する。
二期目を目指す自民現職の盛山正仁氏(同1区)は四日夜、ミニ集会で「まだ十一
月中に選挙があるかもしれない」と“常在戦場”の姿勢を強調。ただ、陣営は「資金
のことを考えると今、どこまで走っていいのか…」と漏らし、選挙用のスタッフ確保に
踏み切る時期に頭を悩ませている。
自民に早期解散を促す公明は「十一月二日投開票」を想定し、支持母体の創価学会
も含め動きを本格化させていた。現職赤羽一嘉氏(同2区)の陣営は「ずるずる延び
れば資金的にパンクしてしまう。かといって、止まることもできない」と苦しい胸の内を
明かす。
はっきりしない日程に振り回されているのは民主も同じ。新人の石井登志郎氏(同7区)
は「知名度を上げるために時間はほしいが、あまり延びると資金も体力ももたない」。新人
の向山好一氏(同2区)は「スタッフを集めたが、見通しのないままいつまでもお願いする
ことはできない。永田町の雰囲気が分からない新人は待つしかなく、つらい」と頭を抱える。
一方、解散先送りを前向きにとらえる立候補予定者もいる。五日に事務所を開く共産
新人の味口俊之氏(同1区)は「選挙が延びれば、それだけ有権者に訴える機会が増え
る」。国民新の元職宮本一三氏(同9区)の陣営も「時間をかけて支援者回りができる
ので助かる」と話している。
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