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●選挙をやったら、いよいよ自民党には勝ち目がない
すっかり主客転倒である。麻生首相の所信表明演説と小沢民主党代表の代表質問のこ
とである。
(中略)
麻生首相の国会答弁や立ち居振る舞いに、総理大臣としての品位がまったく感じられな
かった。
民主党の小沢代表や鳩山幹事長の質問時に、時折ニヤけて見下すような表情の麻生。
2代続けた首相退陣劇を追及されると、昨秋の大連立構想を引き合いに出して「小沢代
表は民主党に政権担当能力がないことを自らお認めになったと記憶している」と嫌みた
っぷり。つぶれたようなダミ声からして品がないが、挙動全般に疑問符がつくような人
物だ。
国会答弁を見た政治評論家・森田実氏の感想はこうだ。
「品性がまるで感じられず、一国の宰相として情けない立ち居振る舞いだった。野党党
首と比較して、どちらが首相か分からないくらいだ。やたらと個人的な敵愾心(てきが
いしん)ばかりムキ出しにしていて、内閣総理大臣としての責任、自覚や重みをまるで
理解していない。自民党政権はいよいよ終わりだと感じましたね」
麻生の振る舞いのひどさは総裁選のころから目に付いた。
「もともと礼儀というものを知らないのではないか。総裁選の演説で、民主党の小沢代
表のことを何度も“小沢一郎”と呼び捨てにしていた。自分のほうが上だ、偉いという
ことを、呼び捨てで示すことしかできない。まるでガキ大将のレベル。総理の器ではあ
りません」(政治アナリスト・伊藤惇夫氏)
こんな男をシャッポに「党首力対決」だなんてチャンチャラおかしい。国会論戦を通
じて、有権者も麻生の薄っぺらさに気がついていく。
先送りしようが何しようが、この男を担いで選挙をやったら、自民党に勝ち目がない
のは歴然だ。
(日刊ゲンダイ2008年10月2日掲載)
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