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兵庫県の外国人宿泊客は台湾から訪れた人が最も多く、大阪府は韓国、京都府は米国が最多-。
国土交通省近畿運輸局が二〇〇七年、近畿二府四県の宿泊施設を対象に「宿泊旅行統計調査」を実施したところ、
兵庫、大阪、京都の三府県に宿泊した外国人宿泊客は、
国(地域)別順位が異なっており、それぞれの地域特性が浮き彫りになった。(金海隆至)
■華僑の多さを反映? 京都は米、大阪は韓国1位
調査によると、昨年一年間に近畿へ宿泊旅行をした外国人は延べ四百十九万人。
大阪の二百五十万人を筆頭に、京都、兵庫の上位三府県で八割以上を占めた。
兵庫には四十二万人が宿泊し、国(地域)別では台湾が九万四千人(22%)で一位。
その次は韓国が17%で以下、米国14%、中国11%、香港7%と続いた。
大阪は韓国の25%を筆頭に、東アジアからの旅行客が全体の六割以上を占めた。
一方、九十六万人が宿泊した京都は、国際的な観光地にふさわしく、米国が26%で群を抜き、欧州が15%で続く。
韓国は中国と並んで7%にとどまり、アジア中心の兵庫、大阪とは対照的な結果になった。
奈良県、滋賀県は台湾、和歌山県は香港がトップだった。
調査で台湾からの宿泊客が最多だったことについて、
兵庫県観光交流課は「神戸を中心に華僑が多く暮らす地域性が表れたのでは」と分析。
外国人観光客誘致も、中国をターゲットにした宣伝に力を入れている。
今後は「震災関連の防災施設など、兵庫らしい特色ある観光拠点のPRに工夫を凝らしたい」と話す。
調査は、国交省が初めて、従業員十人以上の宿泊事業所を対象に全国で実施。近畿運輸局が独自に統計をまとめた。
全国で外国人宿泊客が最も多いのは東京都の七百八十六万人。二位が大阪。京都は六位、兵庫は十一位だった。
(10/4 09:13)
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