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「日本の教育をぶっ壊している」と前国土交通相の中山成彬衆院議員の批判を浴びた
日本教職員組合(日教組)。とりわけ大阪の日教組は繰り返し攻撃され、感想を問われた
橋下徹知事も「本質部分は理解できる」。府教職員組合の新居晴幸・中央執行委員長に
反論を聞いた。
■組合出身校長も
―中山前国交相の日教組批判をどう受け止めましたか
いまの組合は、教育委員会とパートナーシップを結んでいる。「日教組にいじめられるから
校長のなり手がない」「政治的に子どもたちをだめにして日本をだめにしようという闘争方針」
などと発言する中山氏の頭の中では、日教組は昔のイメージのままなのだろう。
確かに、かつては「阻止」「粉砕」「反対」をスローガンに文部省や教育委員会と対立した。
当時は自民党と社会党が相対した「55年体制」で、日教組は社会党の最大支持母体。
だが冷戦終結で社会党系の労働運動も労使協調型へと変わり、教育界も「無益な対立を
やめ、労使が協力して子どもを育てよう」となった。「何でも反対」から、建設的な提言をする
組合になった。例えば全国学力調査にしても、かつては調査そのものに反対だったが、
今は序列化につながらないよう抽出調査にしてほしいと訴えている。
だから「校長のなり手がない」どころか、大阪ではずいぶん前から組合出身の校長が
たくさんいる。むしろ気になるのが、橋下知事の就任で校長のなり手が減るのではということ。
学力調査の結果公表問題をはじめ、橋下知事のやり方は強権的で締め付けも強い。
教育へ政治介入されると校長は本当にしんどい。
■組織率関係ない
―中山氏は「日教組が強いところは学力が低い」とも言っています
全国学力調査で成績上位だった秋田や福井は日教組の組織率が高い。組織率の低い大阪は
下位だった。相関関係などあるはずもない。
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