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★京大熊野寮に監視カメラ 自治会側が要望「反権力」どこへ
「反権力」「学生自治」の象徴として知られる京都大の学生寮の一つ熊野寮(京都市左京区)に、
外部を見張る監視カメラが取り付けられたことが3日、分かった。
カメラは寮自治会の要望で大学側が設置しており、監視社会の容認とも受け取れるだけに
「『反権力』の看板は下ろしてしまったのか」との声も上がっている。
監視カメラは8月13日に2台が設置された。1台は丸太町通に面した通用門を見下ろすように
建物の2階付近に、もう1台は敷地内の玄関前付近に取り付けられている。2台とも録画機能を備えている。
大学によると、寮自治会の学生らが7月下旬ごろ訪れ、カメラの設置を要望した。
理由として、最近、酒に酔った男が建物内に侵入してきたり、投石によって食堂の窓ガラスが
割られる事件などがあり、「抑止力としての効果を期待したい」との趣旨の説明があったという。
カメラは寮自治会が管理している。
熊野寮は1965年に完成し、鉄筋コンクリート4階建ての3棟の建物に、現在は約400人の
学生などが暮らしている。1960、70年代を中心に学生運動の拠点として、寮自治の在り方
などをめぐり大学当局と激しい闘争を繰り返してきた。
熊野寮に住む学生は「学生自治の伝統は続いている。ここで生活するための安全は、
自分たちで守りたい」と話す。一方、京大関係者は「あの熊野寮がそんなことを頼むのか、
と驚いた。学生運動が沈滞する中で、寮生の気質も変わったということなのか」と語った。
Kyoto Shimbun 2008年10月4日
URLリンク(kyoto-np.jp)
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