08/10/04 23:49:44 lV88qApa0
日本が7割などといいて揶揄している向きもあるが、そりゃ当たり前だ。
外資の生保は良質な経営環境である日本でのシェアを伸ばすのに必死だからな。
生保にとって日本ほど商売のしやすい国はない。
それは日本人が金持ちでお人よしだからという理由じゃない。
日本ほど生保のビジネスモデルがうまく機能する国はないからだ。
世界一の長寿国で、国民皆保険(原則的にだが)により医療費は低価格。
治安も良好で、犯罪や戦乱による死傷も少なく、伝染病や災害等による死傷も少ない。
また年齢別・男女別の死亡率や死因等の統計もしっかりしている。
つまり、どの時期にどれくらいの支払が必要になるかが予測しやすい。
また寿命が長いので、残存期間が長くて利回りの高いポートフォリオで運用が出来る。
20年を超える超長期国債をポートフォリオに入れられるのは生保か年金基金くらいだろう。
本来残存期間が長い債券は金利変動による価格変動が大きいので扱いが難しいのだが、
満期保有を前提にすれば、そんなことで頭を悩ませる必要はない。
(実際には生保の資金運用者も頻繁に入れ替えはしてるだろうが)
だから、日本である程度の基盤と実績が既にある生保は外資系生保にとっては
垂涎の的となるのだよ。だから、3社とも割とスムーズに買収されると思う。
問題は各契約の内容が維持されるか否だが、テレビCMで乱売してたような
安かろう悪かろう的な契約は追々処理されるだろうが、一般的な終身保険等は
維持されるんじゃなかろうか。
(そもそも、その辺の主要契約者切ってたら買収する意味ない)