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麻生首相が「補正予算の審議をしたい」と言い出したことで、3日の衆院解散は先送
りになった。与党内では、「早期解散が無理なら、いっそ総選挙は年末年始でいいじゃ
ないか」という声も広がり始めた。だが、そう簡単に選挙時期を引き延ばせない事情を
与党は抱えている。
「一つは、公明党・創価学会の動きです。投票日は11月2日という日程が内々に伝えら
れ、組織が動き始めているし、燃え始めている。この動きをいったん止めたら、また勢
いをつけるのが大変なのです」(事情通)
新首相誕生と同時に解散・総選挙のシナリオで戦略を進めてきた自民党も事情は同じ
だ。先週から、テレビで選挙用CMをバンバン流し始め、全国紙、地方紙、スポーツ紙に
も全面広告を打った。広告費用は新聞1日分だけで約3億円とされる。
「自民党は総選挙用のCM費用に100億円準備しているといいます。昨年の参院選の倍で
すが、もし解散が年末に延びるようだと、費用が続かないし、これまでの分がムダ打ち
になる。党の関係者は頭を抱えていますよ」(マスコミ関係者)
それに各候補者も、3日解散を前提に、ポスターやプレハブ選挙事務所を発注してし
まい、後戻りが利かない状態だ。「カネが続かない。もう、どうなってもいいから解散
してくれ」の悲鳴が上がっている。
こんな事情だから、与党幹部は「10月9日解散、11月2日投票。ずれても11月9日投票
だ」と言うのだが、麻生首相はどこまで分かっていることやら……。
(日刊ゲンダイ2008年10月1日掲載)
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