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★「単細胞が迷路解く」受賞
・ユーモアにあふれた科学研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が2日、
米マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大で開かれ、アメーバのような動きをする
単細胞生物「真正粘菌」が迷路の最短距離を導き出すことを発見した研究で、北海道大の
中垣俊之准教授ら6人が認識科学賞を共同受賞した。
人間にとっても難しい迷路の探索を、脳も神経もない粘菌ができることを発見した点が
評価された。受賞あいさつで、中垣氏が「日本の辞書で単細胞は頭が悪いと書かれて
いるが、単細胞はわれわれが考えてきたよりずっと賢い」と話すと、数百人の観客から
拍手と歓声を浴びた。
中垣氏らの研究では、3センチ四方の迷路に粘菌を置くと、最初はすべての道に体を
伸ばす形でふさいでしまうが、迷路の入り口と出口に食べ物を置くと、最短距離だけを
結ぶようになった。
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