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米金融不安で米連邦準備制度理事会(FRB)に救済された米保険最大手AIGは
3日朝(日本時間3日夜)のアナリスト説明会で当面の再建策を発表する予定だ。最大の焦点は、
世界約130か国で手がける保険事業などのリストラの行方だ。AIGは日本でも主に
五つの生損保会社を持っており、仮に売却することになれば日本の保険業界の再編の
きっかけになることが予想される。
AIGは、FRBが最大850億ドル(約9兆円)を融資する救済計画で破綻(はたん)は
免れたが、大規模な資産売却やリストラ策は避けられない状況に追い込まれている。救済決定後に
就任したエドワード・リディ会長兼最高経営責任者(CEO)は、米政府の管理下で
進める再建計画について「我々の中核事業は保険業。非中核事業は分けて考える」と
表明しており、航空機リースなどの売却が確実視されている。
日本事業では、AIGが展開する生損保5社のうち、AIGスター生命保険とAIGエジソン生命保険の
売却が取りざたされている。2社とも経営破綻した国内生保を母体としている。買収時に、
予定利率が高く、採算が合わない契約を整理しているため、資産内容が優良で売却しやすいと
見られている。2社は来年1月に合併予定で、日本のAIG幹部も「中核事業ではあるが、
業績も好調だけに売りやすい面はある」と認めている。
スター生命とエジソン生命が売却候補となった場合、生保子会社の強化が課題の国内の
大手損保や営業職員を増やしたい海外勢が買収に名乗りを上げる可能性がある。
*+*+ YOMIURI ONLINE 2008/10/03[**:**] +*+*
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