08/10/02 20:02:07 UbyNGAZe0
【サルでも判る経済の話し、全6回 6-6】
目の前の危機に対応することは大切だけど、責任をちゃんととらせることも同じぐらい大切です。
ちゃんと国民に謝ったのは、2001年4月の総理・総裁選で、
「私は97年から98年にかけて緊縮財政をやり、国民に迷惑をかけた。私の友人も自殺した。本当に国民に申し訳なかった。これを深くお詫びしたい」
って言った橋本龍太郎だけです。
この時、橋本龍太郎が何を謝っているのか、日本の国民のほとんどが理解出来ませんでした。
総裁選は、静香ちゃんが本選を辞退して、橋本、小泉、麻生の3氏で争われたのだけど、自民党は小泉を選びました。
結果は、橋本が間違いだったとし、側近に、大蔵省に騙された・・・・・とまで言っていたバブル崩壊後の緊縮財政を反省もせず、
構造改革っていう名前で焼き直しして、結果はごらんのとおり惨憺たるものになりました。
11兆円の公共投資をケチって税収32兆円も損して、「こりゃ大変だ」って、さらに公共投資をケチれば、
輪をかけて税収が減るのはバカでも分かります。
橋本は3年後に催眠術から解けて、ちゃんと国民に謝って、もう一度総裁になって自らの責任をとろうとしたが、小泉は一言も謝らず政界を去りました。
小泉と一緒になって、構造改革、構造改革とはしゃいでいたやつらも同じです。
少なくとも、自民党は、『こんなひどい経済体質になってしまった。ご免なさい』と謝罪し、その上でこれからどうするべきかを考えるべきなのです。
金がない金がないと言う財務省に騙されて、みんな、日本には800兆円の借金があっても、日本には580兆円の「金融資産」があり、
税収の他に、毎年、20兆円の収入があることを忘れています。
だから、アメリカをはじめ海外で「日本が財政危機だ」と思っている人は1人もいやしないし、
金はあるけど、政策がバカだから信用出来ないなって、円は高いけど、日本の国債の格付は低いのです。
自民党は、解散などせずに、財務省が国民と政治家達に植えつけた「金がない催眠術」から早く目を覚まして国民に謝って、
じっくりやって景気回復させて、 今は悪くても、来年の任期切れまでに支持率回復すれば済むことなんです。