08/10/01 09:37:01 E3ADgGYUO
★自民党の教員就職口利き・その2★
この文章はその後、支援者から「教員になりたい学生の面倒をみてやってくれないか」
という陳情を受けたことで起きたドタバタ話へと移っていく。
あるとき依頼された学生は「わが先生(★つまり小泉★)の紹介を受けて晴れて
(国語の)教員に内定した」が、よりによって国語科教育法の単位を取ることができなかったという。
そこで飯島が「結局、私が大学に説明に出向いて、なんとかかんとか卒業の基準を満たすよう、
拝み倒した」のだそうだ。
なんともあからさまな話である。
総理大臣まで務めた議員の秘書が堂々と、公立学校の教員採用の口利きの話を書いている。
しかも支援者からの陳情ということは、当然ながら“票”や“カネ”と密接につながっているわけで、
現に飯島は「有力な支援者からの依頼ということになると無下に扱うわけにもいかない」と書いている。
ここで驚くのは(というよりもこの本の全編を通じてそうなのだが)、そのモラルの低さである。
私なんぞは「こりゃあすごい話だな。こんなこと書いて大丈夫かな」と思うのだが、
飯島はこれを単に陳情に関するおもしろドタバタ話として書いている。
つまり、こんなことは普通のことで、そこには機会の平等が失われているのではないかなどという意識は微塵もない。
私は百歩(どころか万歩)譲って新自由主義を認めたとして、しかしそこで絶対に守らなければならないのは
機会の平等だと思う。ところが、実際にこの新自由主義を推し進めてきたのは世襲議員だらけの、
そして票とカネのバーターとして口利きをしてきた議員だらけの自民党である。