08/09/29 15:02:01 0
・麻生太郎首相は29日午後、衆参両院本会議で就任後初の所信表明演説を行った。
首相は「日本は強く、明るくなければならない」とした上で、「日本の底力」を強調した。政策課題は
「あえて喫緊の課題のみ」に絞り、最重要視する景気対策では、補正予算案への対応を明らかに
するよう民主党に迫った。
首相は冒頭、内閣が交代したことと、中山成彬国交相の問題発言を陳謝した。その上で国会運営に
関し「合意形成をあらかじめ拒む議会は、議会制民主主義の名に値しない」と、参院で多数を握る
民主党の戦術を強く批判。「ねじれ国会」での与野党政策合意に向けたルール作りを呼びかけた。
経済立て直しに向けては、「当面は景気対策、中期的に財政再建、中長期的には改革による
経済成長」の3段階で臨み、「大体3年」でめどをつけると主張した。11年度までに国と地方の
基礎的財政収支を黒字化する政府目標については、「達成すべく、努力する」と述べるにとどめ、
財政再建への姿勢は後退した。
野党が廃止を訴える、75歳以上を対象にした後期高齢者医療制度の混乱には「強く反省する」と
陳謝。ただ「制度をなくせば解決するものではない」とも述べ、1年後をめどにした見直し検討を
表明した。また、検査で不正を見逃した汚染米の転売事件でも「見逃した行政に対する国民の
深い憤りは当然至極。幾重にも反省を誓う」と述べた。
海上自衛隊によるインド洋での給油活動は「国際社会の一員たる日本が、活動から手を引く
選択はあり得ない」と強調。来年1月に期限を迎える新テロ対策特別措置法の延長に意欲を示し、
民主党の見解をただした。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
・首相は所信を述べるに当たり、参院で主導権を握る民主党のこれまでの国会対応を「政局を
第一義とし、国民の生活を第二義、第三義とする姿勢に終始した」と厳しく批判。同党に対し
「合意形成のルールを打ち立てるべきだ」と協議を呼び掛けた。同時に、「喫緊の課題についてのみ
主張を述べた上で、民主党との議論に臨むものだ」と強調、対案や党見解を示すよう求めた。(抜粋)
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