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中山成彬国土交通相の引責辞任から一夜明けた２９日、麻生太郎首相の所信表明演説で
国会の論戦がスタート。「これでは積み木崩し状態だ」。近づく衆院解散・総選挙をにらみ、
危機感を強める自民党の衆院議員たち。野党側は「政権にとどめを」と勢いづいた。
発足早々につまずいた麻生内閣。中山氏の一連の発言に、自民党議員からも
「これでは選挙を戦えない」「まるでテロだ」との批判が相次ぐ。
馳浩衆院議員は「めまいがしそうだ。選挙戦への影響は『積み木崩し』。
一生懸命土台から積み上げてきたが、ガラガラと崩れるような印象だ」と声を落とした。
一方、社民党の辻元清美衆院議員は「不見識な言動を繰り返す閣僚を輩出する
首相官邸は『妄言屋敷』だ。今こそ野党で大同団結して解散に追い込み、
麻生政権にとどめを刺したい」と訴えた。
民主党の渡辺周衆院議員は「麻生首相は資質を吟味しないで閣僚を選んだ。
準備不足だった。首相の任命責任を国会の場できちっと追及する」と意気込んだ。
［2008年9月29日11時24分］
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