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・ CO2排出量、中国が米国抜いて第1位
地球温暖化対策に関する国際研究計画「グローバル・カーボン・プロジェクトが
26日発表した二酸化炭素(CO2)排出に関する報告書で、中国が米国を抜いて
世界最大のCO2排出国になったことが明らかになり、また世界の温室効果ガス
のレベルが過去最高となっていると警鐘が鳴らされた。
報告書「カーボン・バジェット2007(Carbon Budget 2007)」によると、2005年までは、
世界の人為的なCO2の大半は先進国から排出されていたが、現在は総排出量の
半分以上となる53%が開発途上国から排出されている。
特に中国とインドで排出量が大きく増加しており、中国は2006年に米国を抜いて
世界第1位となり、インドも間もなくロシアを抜き第3位となる。一方、先進国の
増加量は緩やかになっている。2007年のCO2排出量は炭素約100億トン相当。
うち85億トンを化石燃料が、残りは土地利用法の変化、主に森林破壊によるという。
また、以下の点についても指摘されている。
-- CO2排出量は2000年以降、際立って増加している。2000-07年の平均年間
上昇率は2.0ppm。これに対し、70年代は1.3ppm、80年代は1.6ppm、90年代は
1.5ppmだった。
-- この10年の化石燃料からのCO2排出量は90年代の4倍に上る見通し。
-- 熱帯雨林の森林破壊による07年のCO2排出量は15億トン。内訳は、中南米
とアジアでそれぞれ6億トン、アフリカで3億トン。
-- 海洋や森林などによる自然の「呼吸量」は、大気に排出され温室効果を高めて
いたはずのCO2排出量の半分以上を吸収することで、世界経済に対し年間 5000億
ドル(約53兆円)相当の「巨額の補助金」となっている。ただし、「呼吸量」の効率は
悪化しており、過去50年で5%低下し、今後も低下が続くという。(以下略)
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