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年内総選挙の可能性が高まる中、東京新聞さいたま支局は県内有権者五十人を対象に投票行動などに
関するアンケートを実施、前回自民候補に投票した有権者の五人に一人が、次は自民以外に投票すると
回答した。次は自民とした人は民主と答えた人の三分の二にとどまり、約四割の人は態度を決めていない。
一方、首相にふさわしい人については、自民の麻生太郎総裁が民主の小沢一郎代表を抑え、トップとなった。
■投票行動■
支持政党は自民十四人に対して民主九人だが、次回総選挙の小選挙区で自民候補に
投票するとしたのは十二人、民主候補は十七人で民主が上回った。
自民支持者のうち次回も自民候補に投票すると答えたのは九人で二人は民主とした。
民主支持者で次も民主は七人で、自民と回答した人はいなかった。支持政党なしと
答えたのは二十六人。このうち次回投票する候補者を決めているのは十一人で、
うち三人が自民、八人が民主だった。
前回自民に投票したが次はしないという人は「二年連続で首相が代わるなど自民は腐りきっている」
(五十九歳男性)、「戦後続いてきた利権構造を打破する必要がある」(六十六歳男性)などを理由に挙げる。
次も自民に投票すると答えた人は、他党について「実際の政治を任せられない」(三十一歳女性)と答えるなど、
自民を評価するのでなく、他党に期待できないという理由が多かった。中には、
「今のような悲惨な状態にしたのは自民だから、責任を持って良くしてほしい」(六十五歳男性)、
「(民主は)小沢代表の独裁色が強い」(三十二歳女性)とする人もいた。
民主に投票すると答えた人のうち八人は、政権交代を望んでいることを理由に挙げ、
「小泉改革には賛成だが、いきすぎた格差にブレーキをかける意味で民主」(二十三歳男性)、
「若い政治家も多く経験を積ませたい」(男性六十六歳)という声もあった。
未定の人は「民主はばらまきっぽい。かといって自民も期待できない」(三十歳男性)、
「政権が変わってもどういうことをしてくれるのか分からない」(三十六歳女性)という意見があった。
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