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薬物汚染拡大…レイブ自粛へ 「夏誘客効果あった」戸惑う地元観光業者ら
みなかみ町などで8~9月にかけ、レイブと呼ばれる野外音楽パーティーに参加した若者らが
麻薬取締法違反容疑などで相次いで逮捕された事件。同町が今後の開催に反対を表明する
など存続に赤信号がともっている。観光客増加に一定の効果もあっただけに、夏場の誘客に
努めてきた地元の観光業者などからは残念がる声が出ている。(宮沢輝夫、神園真由美)
みなかみ町は、鈴木和雄町長が今月12日の記者会見で、パーティーについて
「町内で開催するのは反対」と明言。町議会も、観光業者などでつくる町観光まちづくり協会が
提出した条例化でパーティー制限を求める請願を趣旨採択した。
こうした町側の姿勢もあり、年内に予定された複数のパーティーは主催者の判断で中止に。
9月に開催されたパーティーで逮捕者が出た嬬恋村も、自粛を求めていく方向で検討中だ。
一方、各自治体や観光協会は、参加者が旅館で宿泊したり、土産物を買ったりするため、
パーティー開催には一定の経済効果があったことを認めている。北毛地区は、冬には
スキー場などがあるが、夏は核となる娯楽施設やイベントがなく、パーティーは誘客の
有効手段。みなかみ町の場合は昨年、複数の主催者によるパーティーで5000~7000人
程度の集客があったとみられる。
同町で8月中旬に行われ、逮捕者計12人が出たパーティーは、同町在住のニュージーランド人
マイク・ハリスさん(35)らが主催した。同町キャニオニング組合の組合長も務めるハリスさんは、
「海外ではアウトドアスポーツは夜のパーティーとセット。それが楽しみで観光客が集まる。
同様の取り組みをすれば観光客増につながると考えた」とパーティーを始めたきっかけを説明する。
(続く)
読売新聞 2008年9月28日
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