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最大手の調査を「失念」、事故米流通先で農水省
米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)による事故米の不正転売事件で、農林水産省が、
事故米の流通先に食品卸業界最大手の「国分」(東京都中央区)が含まれているとの情報を
得ながら調査せず、公表もしていなかったことが分かった。
同省は「調査を失念した」としている。
同省によると、国分は今年1月~2月、三笠フーズのグループ会社「辰之巳」から仲介を
依頼され、農薬「アセタミプリド」に汚染されたベトナム産米計約16トンを、
熊本県の酒造会社「六調子酒造」と「抜群酒造」に転売した。
同省の説明では、辰之巳への調査で国分の社名が書かれた伝票があったことや、
酒造会社からの聞き取りで国分の名前が挙がったことから、調査の早い段階で国分の存在を
把握していた。しかし、調査が難航していた別ルートの解明を急いだことから、国分には
調査に行かなかったという。
同省は22日までに国分以外の390業者の流通先リストを公表し、
「アセタミプリドに汚染されたコメの流通先は特定し終えた」と説明していた。
同省による事故米の流通先の調査と公表を巡っては、業者名や所在地などの誤りが
相次いで見つかり、批判を浴びたばかりだった。
(2008年9月27日20時38分 読売新聞)
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