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自民党は終わった。それがハッキリ見えた総裁選ではなかったか。
22日、新総裁に選出された麻生は投票日の4日も前に森元首相に電話して、幹事長
就任を打診したという。もちろん、本気じゃないのだが、麻生の本性が透ける話だ。口
では傲岸な物言いをするくせに、森にはこうして擦り寄る。森は子分の細田博之を幹事
長に押し込み、石原幹事長代理の人事などの相談も受けたという。
「弱小派閥の麻生氏は最大派閥の森元首相に頼らざるを得ない。一方、森元首相も麻生
氏ならば、コントロールしやすい。利害が一致し、早々と麻生総裁の流れができたので
す」(政治評論家・浅川博忠氏)
ちなみに官房長官が決まった河村建夫元文科相は今は伊吹派だが、元は町村派。文教
族のドン、森の支配下にある。麻生は「開かれた総裁選が民主党と違う」とか言ってい
たが、笑っちゃう話で、薄汚いキングメーカーが裏で仕切り、勝ち馬に乗りたい議員が
雪崩を打ったのが、今度の総裁選なのだ。そういえば、投票日の前から新聞には閣僚の
人事話が躍っていた。
折しも、リーマン・ショックに世界が揺れ、汚染米被害が全国に拡大、大臣、次官が
ダブル辞任した最中である。何やってんのか、この政党は
(中略)
法大教授の五十嵐仁氏(政治学)も「小沢さんの本気度、やる気は十分伝わってきま
した」とこう言う。
「小沢さんは自民党に踏みとどまっていれば総理になれた。それなのに、自民党支配で
はない形で、日本の政治を変えたいと飛び出した。2代続けて政権を放り出した無責任
な自民党とは明らかに違いますよ」
その象徴が「官僚支配構造」をブチ壊し、国民不在の行政システムを改めることだ。
すでに「与党議員100人以上が副大臣、政務官として政府内に入り、議員主導で予算
の総組み替えを行う」と公約している。
官僚支配を打破できれば、予算の使い方が劇的に変わる。自民党を分裂させ、霞が関
支配を崩せば、ようやく、日本にも国民本位の政治が根付いていく。当分、民主党政権
が続くことになる。
(日刊ゲンダイ2008年9月24日掲載)
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