08/09/26 23:52:21 株 0 BE:190249128-S★(501112) 株優プチ(newsplus)
>>1の続き
だがそれと裏腹で、軍事力の展開が逆に緊張を高めることもある。中台関係が緊張した96年、
2隻の米空母が台湾近海で示威行動をしたことは記憶になお鮮やかだ。米中関係も朝鮮半島問題も、
外交と抑止力がうまくかみ合ってこそ平和につながる。
また、横須賀をはじめ日本を拠点とする米軍の活動について、日本政府はもっと情報提供を
受けるべきであり、納税者もそれを踏まえて同盟の運用を議論することが必要だ。
そして、何より大事なことがある。原子力艦の安全対策だ。
この空母に搭載された原子炉の熱出力は商業炉1基に相当する。米軍は過去に原子力艦の
大事故はなかったと説明するが、日本に寄港した原潜が微量の放射能漏れを起こしていたことが
発覚したばかりだ。事故があっても、機密を理由に情報が開示されない恐れもある。横須賀や
佐世保の人々が強い不安を覚えるのは当然である。
そうした事態が現実になれば、基地の安定的な提供などおぼつかない。検査態勢や情報提供の
仕組みづくり、いざというときに備えた訓練の実施など、米海軍の最大限の協力を取り付けるのは
日本政府の義務である。