08/09/26 00:32:03 T1xXncnp0
貿易が黒字というのと、外国に金を貸すというのは全く同じこと。
日米貿易で、日本側が黒字だと、日本が受け取る貿易代金の方が、アメリカが受け取る貿易代金より多い。
そういう状態は、多く受け取る側の日本が、代金の差額を何かの形でアメリカに渡さないと成立しない。
国際収支のうち貿易が黒字なら、他の収支、具体的には、旅行収支や資本収支(金の貸し借り)で、
必ず同額の赤字が出ていて、出て行く金と入る金は全く同額で、国際収支の合計は必ずゼロになる。
実際の日本の国際収支では、貿易黒字の大部分は資本収支の赤字で相殺されている。
もう少し厳密に言うと、輸出をした時点で、外国に対する輸出代金の債権が発生してる。
輸出という行為そのものが、貿易黒字と完全に同額の資本収支の赤字を生み出している。
だから、貿易黒字というのと、外国に金を貸すというのは、全く同じ経済現象の別の表現にすぎない。
輸出企業の輸出代金債権を、政府が買い取って米国債として保有してるのが外貨準備。