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2008.9.25(その3)
森田実の言わねばならぬ【691】
最近、多くの友人から「あまり小沢一郎の批判はするな」との忠告の電話がよくかかってくる。
私の身の安全と言論人としての将来を慮ってくれているのである。
学生時代からの友人はこう言った―「君は小沢一郎を批判しているが、やめたほうがいい
。どうみても今度の選挙は小沢の勝ちだ。自民党はガタガタだ。高齢者のほとんどは自民党には
投票しない。農民も自民党から離れた。医者も非自民になった。みんなが民主党に投票する方向
に動いている。麻生はあまり人気がない。小沢の引き立て役のようなものだ。小沢が勝つ可能性
が高まっているのに君はどうして小沢を批判するのか」と。
私は答える―「小沢が政権をとる可能性が高いから批判している。みなが小沢にゴマをすり
始めたので逆の道を進む。これがぼくの生き方だ。小沢政権ができるのはほぼ確実だと思うから、
平和政策をとりなさい、アフガニスタンへ自衛隊を出すことはやめなさい、国連決議があれば何
でもできるなどという日本の主権を放棄するような愚かなことはやめなさい、と忠告しているの
だ。小沢がいつまでも在野にいるなら彼の外交・防衛政策についての批判はほとんど意味がない。
しかし小沢が政権をとれば、外交・防衛政策の実権を握る。小沢は持論を実行できる。だから批
判しなければならないのだ」。
友人はさらに言う―「ぼくは君のために言っている。小沢政権ができたら弾圧されるぞ。小
沢は強権政治をやるぞ。ファッショになるぞ。おとなしくしていた方が君のためだと思うから言
っているのだ。君はもう若くない。君は昨年の参院選までは小沢を応援していたではないか。小
沢とうまくやった方がよい」。
私は言った―「小沢は昨年の参院選後に大連立に動き、アフガニスタン戦争への日本の参加
を言い出した。参院選前にはこんなことは言っていなかった。小沢は独断で動いた。こんなこと
を許してはいけない。大連立構想後、ぼくは小沢批判派になった。弾圧されるのは一向にかまわ
ない。批判はやめない。小沢にアフガニスタン戦争をやらせてはいけない」。