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・川田龍平参院議員(東京選挙区、無所属)が昨年12月に渡米した際、通訳で同行したフリー
ジャーナリストの妻(当時は婚約者)の旅券を、私費での視察だったにもかかわらず「公務に
よる視察」として、東京都旅券課に緊急発給させたことが朝日新聞の調べでわかった。
川田氏は「事務所がやった」と自らの関与を否定している。
川田氏が渡米したのは昨年12月26日~今年1月4日。当初は公費の視察を計画し、
米海兵隊基地や下院議員を訪問する視察内容を国会に提出した。しかし、外務省から
「基地の視察は困難」と回答があり、下院議員との約束も取り付けられなかったことから、
川田氏の秘書は国会議員が公務目的の渡航に必要な「公用ビザ」の取得を断念。
「私費で行って欲しい」と川田氏に伝え、了解を得たという。
しかし、渡航当日、成田空港で川田氏の妻の旅券の期限が切れており、出国できないことが判明。
先に渡航した川田氏は翌27日、都旅券課に電話をかけ、緊急発給を要請したという。
関係者によると、この際、川田氏は「公務遂行のため通訳として(妻が)必要だ」と告げ、日本に
残った妻が日程表を同課に提出。同課は公務の視察と信じ、通常ならば1週間以上かかる発給を
特例で翌28日にしたという。
都に提出された日程表には、実際に川田氏が訪れたとしている大学施設や元米軍関係者などは
含まれておらず、断念していた当初の公費視察の日程が記されていた。
川田氏は「旅券発給は事務所の判断で事務所がやった」と自らが都に要請したことは否定。
私費による渡航であったことは認めた上で、「年内に視察日程を組んでいたことから、
焦って旅券発給を進めたことは軽率だったと反省している」と文書でコメントした。
URLリンク(mytown.asahi.com)
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