08/09/24 12:58:54 0
(>>1のつづき)
伊藤氏の言う「揺さぶり」とは、民主が検討している矢野絢也・元公明党委員長の参考人招致問題のことだ。
矢野氏は公明党の支持母体、創価学会を提訴しており、国会への飛び火に公明党はピリピリしている。
こうしたことから「公明党の自民離れが進んで、衆院選では自公の選挙協力がきっちりいかないのでは
ないか」との見方が出ている。
三つ目は、小沢民主党がここに来て、次々と仕掛けている衆院選に向けたサプライズである。
小沢代表が地元以外から出馬する「国替え情報」「国民新党への合併要請」「薬害肝炎九州訴訟原告で
知名度がある福田衣里子さんを長崎2区で擁立」といった具合だ。
小沢氏がとりわけ力を入れているのが女性を中心とした「刺客」の擁立だ。小沢氏は、これは、という
人物がいると、自ら会って口説き落とす。前述の福田氏のほか、愛媛1区では、南海放送の女子アナ、
永江孝子氏に白羽の矢を立てた。
刺客は文字通り、自民党の大物、有力議員たちを狙い撃ちしている。前述の長崎2区は、久間章生・
元防衛相、愛媛1区は塩崎恭久・元官房長官の選挙区なのだ。
森喜朗・元首相の石川2区では、河村たかし衆院議員の美人秘書、32歳の田中美絵子氏(石川県出身)を
擁立する。“姫の虎退治”の再現を目指す。
「元首相のドンに若い女性が挑戦する対照的な組み合わせ。注目選挙区となれば元首相だって安閑
としていられない」(地元記者)
急浮上した「国民新党との合併」も小沢氏らしい戦術だ。
そもそも国民新党への誘いかけは、衆院選後に始まる政界再編の中で行われると見られた。
ところが、同じく秋波を送ろうとしていた自民党が総裁選を行っている隙を突いた。結局先送り
されたが、衆院選後の政界再編だけでなく目前に迫った衆院選対策上も大きな意味を持つという。
日本郵政グループ労働組合(JP労組)関係者が言う。
「合併の機運は、民主党にとってJP労組に加え国民新党を推す旧全国特定郵便局長会の
組織という大組織の支援を得ることになる。相乗効果も期待できる」
旧特定郵便局長会は、かつて自民党の有力支持基盤だった。分断を得意とする小沢戦術の
真骨頂だ。ほかにも自民党組織への切り崩しが行われているという。(以上、抜粋)