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・自民党は、行く手に待ちかまえる落とし穴に注意すべきではないのか。
落とし穴の一つは、その麻生人気の賞味期限。これが、自民党の期待に反して短いかも
しれないというのだ。自民党議員のベテラン秘書が言う。「麻生さんの記者会見は、上から記者を
見下ろすような感じで評判が悪い。カメラの向こうに国民がいるのをもっと意識してほしい」
麻生氏と同様、「国民的人気がある」と言われたのが安倍晋三・前首相。安倍氏は世襲議員特有の
坊ちゃん体質と生活感のなさから「KY(空気が読めない)」発言を連発、ぶら下がり取材ではカメラ
目線で、「テレビ画面で質問する記者をただの“マイク扱い”にしていると映った」(当時の官邸記者)
ため、支持率を落とした。麻生氏にも同じ空気が漂う。
そして、何よりも危惧されるのがその失言癖だ。「麻生さんが、2000年衆院選の際、失言を繰り返して
失速した森喜朗・元首相のようなことにならないか心配です」(前出のベテラン秘書)
すでにメディアは、麻生氏からいつ失言が飛び出すか、ひっかかる言い回しが出ないかと“失言探し
モード”に入っている。政治評論家の浅川博忠氏は、こう指摘する。「麻生さんのことをメディアは『国民的
人気がある』と書いてますが、それは秋葉原など一部にすぎません。衆院選では上滑りするのではないか。
党内でも『祖父(吉田茂・元首相)の自慢話ばかりし、人を見下すような態度が鼻につく』といった批判が
あります」
そのため、安倍氏の政権発足(06年9月)から参院選で惨敗(07年7月)するまでは、10か月。麻生氏の
場合は「1~2か月かからない」との指摘がある。
もう一つの落とし穴は、「公明党の自民離れ」だ。福田政権の終盤、公明党は、臨時国会召集時期や
定額減税問題などをめぐり、自民党と対立する場面が目立った。政治アナリストの伊藤惇夫氏が言う。
「公明党は、意中の麻生さんが首相になれば、文句のあるはずはない。しかし、麻生新内閣の支持率が
期待外れであれば、さっと引く。その点はシビアです。民主党もそうした事情を熟知していて、盛んに
公明党を揺さぶっている」(>>2-10につづく)
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