08/09/24 15:00:45 cAif3Udw0
>>573
そんな高尚な話じゃないんだよ。これが理学系の教員のありがちな間違い。
「そのまま大学に残って自分の師匠のような研究者になる」
というライフプランしか持っていない、他を示せない、のが問題なわけ。
大学に残らずに企業にいったり役人になったりした人々でも
きちんと自己実現を出来る訳だ。工学系だったら「金儲けだ」などと
下品なものを見るような目つきではなく、対等に院生を社会に送り出し、
また彼らの仕事と共同することによって業界・社会を形成できている。
ところが駒場や理学系の人々はねえ。大学に残らない子は悪い子、それだけ。
「基礎研究は種まき」ってね、そういう発想自体が
ものごとを「応用←----→基礎」って一次元系でしか
考えられないことを示している。
応用研究から基礎研究の分野を切り開くような発見があるでしょう。
ベタな例だったら同じ準一次元系でもCNTとかね。
あれが適切な例かどうかは結論は出ていないが、
数多くの理学系の研究者の飯の種になっているでしょう。
電顕を使うこと一つとっても、同じ画像を何十年も前から眺めていても
研究の視野が狭いと何であるか位置づけられなかったわけでしょ。
別にNECをマンセーするつもりじゃないが、「隣の芝には何がある」かを
知る環境としては企業の方が良かったりするんだよ。
駒場は学際領域を特色としている割に、本質的に「隣の芝」を見渡した
研究ができていない。理学部の物理や生物系全般が、そういう感じだね。
あなたの一次元系は、海女になる人に、室内での水泳しか教えないと
開き直るようなものだ。水泳インストラクターを継ぐ人もいるが、
全員が継ぐわけじゃないし、社会が求めている人材は海女なんだよ。
外洋での泳ぎ方、アワビの生態、現金化の方法、そうしたものは
一切抜きで、「基礎体力が大事」ってねえw