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★踏み字 有罪確定へ 元警部補、上告しない方針
鹿児島県議選公選法違反冤罪(えんざい)事件の取り調べ中に「踏み字」で自白
を強要したとして、特別公務員暴行陵虐罪に問われた元鹿児島県警警部補の
浜田隆広被告(46)が上告を断念したことが22日、分かった。懲役10月、
執行猶予3年の1、2審判決が24日午前零時に確定する。
弁護人の新倉哲朗弁護士によると、22日夕、浜田被告が電話で上告しない
意思を伝えてきたという。新倉弁護士は「高裁判決を受け、やむを得ないと
判断したのではないか」と話している。
浜田被告は1、2審を通して「踏み字は1回にすぎず、陵辱、加虐に該当
するような高い違法性はない」などと無罪を主張。しかし、福岡高裁は
9日、「常軌を逸した違法性の強い行為」として控訴を棄却した。
判決によると、浜田被告は鹿児島県警の捜査員だった2003年4月、
ホテル経営川畑幸夫さん(62)=同県志布志市=を事情聴取。
家族の名前などを書いた紙3枚を床に置き、川畑さんの両足をつかんで
1回踏ませ、精神的苦痛を与えた。
藤山雄治・鹿児島県警本部長は「あらためて県民の皆様におわび
申し上げる。引き続き信頼を得られるよう再発防止に努める」など
とコメント。川畑さんは「ほっとしたが、県警が被告1人に罪をかぶせ
てしまったのは残念。今後は取り調べの全面可視化に取り組んでほしい」と話している。
2008年9月23日 00:12 西日本新聞
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