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「両方死ぬか、どちらかが死ぬしか、私たちに終わりはなかったと思う」(被告の供述調書より)。
2度の中絶を強いられた女が、交際相手の男性を殺した背景には、女の情念があった。
同棲(どうせい)していた男性を殺害したとして、殺人の罪に問われた女性被告(24)の初公判が22日、東京地裁で開かれた。
被告は黒いジャケット、黒いパンツ、白いボタンダウンのシャツという格好。
髪形はポニーテールで、メガネをかけており、小柄だった。
起訴状によると、被告は3月27日午前4時25分ごろ、東京豊島区池袋の自宅マンションで、
就寝していた交際相手の男性(21)の頭部を洋酒の瓶で殴り、殺害した。罪状認否で被告は、起訴事実を認めた。
検察側の冒頭陳述によると、被告は平成19年1月、被害者が働いているバーで男性と知り合い、
その日のうちに肉体関係を結んだ。同年12月から正式に交際を始め、20年1月末から同棲(どうせい)を始めた。
犯行当日、深夜に帰宅した被害者の携帯電話に着信があった。常日頃から、被害者が
別の女とも付き合っていると疑っていた被告は問い詰めた。
被告「メールの送信者を教えて」
被害者「お前にいう義務はない」
この詰問をきっかけにケンカが始まり、被告が被害者の顔面をたたくと、被害者にけられた。
嫌気がさしたとみられる被害者は、「お前とは別れる。次に付き合うのは○○(女性の名前)という人だから」
と言い放った。被告は「嫌だ、嫌だ」と別れを嫌がった。この言葉を無視して、被害者は寝てしまった。
被告の心に殺意が芽生えた。「◎◎(被害者の名前)を殺して、私も死のう」。
洗濯機の脇に置いてあった洋酒の瓶(重さ約1255グラム)を利き腕の右手で持ち、ベッドで
寝ている被害者の頭を目がけて、3、4回ふり下ろした。血がベッドに滲んでいく。
被害者が動かなくなったのを見て、死亡したと思った被告は、屋上に行って飛び降り自殺をしようとした。
だが、すぐに思いとどまり、自首するため、110番通報した。
(後略)
*+*+ 産経ニュース 2008/09/23[**:**] +*+*
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