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李登輝氏、沖縄初訪問 「格上げ」VIP扱い
台湾の李登輝元総統(85)は22日、講演などを目的とする私的旅行のため、沖縄県を
初訪問した。李氏は今回、私人の立場を取りながらも、日本当局に訪問を事前通告する形を
とり、入国手続きは実質的なVIP扱い。関係者によると、警察当局は400人態勢で李氏の
警護に臨んだ。
受け入れ態勢の格上げは、李氏が昨年5、6月の訪日の際、成田空港でペットボトルを
投げつけられる事件があり、日本側が警備上の配慮などから、李氏の対応を見直した
結果とみられる。
李氏は那覇空港到着後、糸満市の平和祈念公園内にある戦没者墓苑で献花。続いて沖縄戦で
死亡した台湾人30人あまりの名が刻まれた「平和の礎」前に立ち、献花して深々と一礼、
同行記者団に「台湾の犠牲者に心から敬意を表した」と感想を述べた。
米軍が撃ち込んだガス弾で多くの犠牲者が出た壕が残る「ひめゆりの塔」にも立ち寄った
李氏は、事件の生き残りで案内役の新崎昌子さん(80)に日本の歴代首相の訪問状況を
尋ね、「総理はまずここを見てから東京で仕事をすべきだ」と指摘。この日、親台派と
いわれる自民党の麻生太郎氏が新総裁に選出されたことを受け、麻生新政権の、史実を
踏まえた対米・対アジア外交にも期待感をにじませた。(長谷川周人)
2008年9月23日(火)3時21分配信 産経新聞
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