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大手マスコミのOBが実名で、自社の内幕を描いた暴露本を出版するという
興味津々の"事件"が起きた。日本を代表する共同通信社の元政治部記者、斎藤史郎さんがその人だ。
社内の「記事審査室」勤務時代に遭遇したニュース記事をめぐる
スキャンダラスなエピソードを『ザ・記事審』(新聞編集センター)にまとめ、このほど出版した。
記事審こと記事審査室とは、経験豊かな記者やデスクOBから構成され、
共同が配信した記事や写真を他紙と見比べながら事後審査するセクション。
審査の結果は、1週間分まとめて「記事審査」と題した冊子に印刷されるが、
この中身がなかなかセンセーショナルなため、部外秘扱いの文書なのだ。
斎藤さんは、当時の編集局長がかかわったある捏造問題をこの
「記事審査」に書き、印刷所にまで回されながら、
上層部の判断で廃棄された経験を持つ。
このときの"幻のボツ原稿"が本書に掲載されているのだ。
この事件を、本書を頼りに振り返ってみよう。
(続きます)
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