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★延ばすに延ばせない麻生新首相のオソマツ
本当に解散・総選挙がやれるのか―リーマン破綻とAIG危機で日本経済が揺さぶら
れる中、自民党内からも、こんな声が上がり始めた。
来週中に総裁選と組閣を済ませ、再来週、麻生首相の所信表明演説と代表質問を終わ
らせたところで解散―これが自民・公明のシナリオだが、頭を抱え始めたのだ。
「麻生周辺は、総裁選で盛り上げ、自民党の支持率が上がったところで間髪入れず解散
になだれ込む作戦を立ててきた。麻生の賞味期限が切れないうちにということです。し
かし、今回の金融危機と株価大暴落で、大型景気対策や補正予算を組まざるをえなくな
った。赤字国債は避けようウンヌンを言っている場合じゃない。でも、補正予算を審議
するとなると、衆参で10月中旬まで予算委員会を開かざるを得ない。民主党は10月6日
から、衆参で2日ずつの審議日程を提案してきた。となると、解散時期がずれ込み、予
定していた10月26日はもちろん、11月9日の投開票スケジュールも狂ってしまうのです
」(自民党関係者)
だが、予算委員会を開いたら、逆に麻生政権は永久に解散なんてできなくなる。袋だ
たきにあって、立ち往生になるのは目に見えているからだ。国対関係者が言う。
「民主党の菅直人あたりが、ネチネチ3時間も攻め続けたら、新首相の麻生の化けの皮
なんて簡単にはがれてしまう。攻撃材料に事欠かないうえに、野党は選挙前ということ
で徹底的に潰しにかかってくるから、暴言失言の二つ三つも飛び出すでしょう。麻生は
、言いっ放しの選挙演説はできるけど、あのアタマでは複雑繊細な国会答弁は無理。麻
生が国会で丸裸にされたら、すぐ支持率は急落し、選挙はますます苦しくなってしまう
。自公幹部は、そんな事態を予測しているからこそ、国会審議なしの解散に持ち込みた
いのです。この“大前提”はもう変えられない。リーマン・ショックがあろうとなかろ
うと、自公は予定通り、早期解散で突っ走るしかないのです」
大不況対策よりも、新首相のボロ隠しを優先させるしかない自公。これはもう犯罪だ。
(日刊ゲンダイ2008年9月18日掲載)
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