08/09/19 18:23:13 0
汚染米問題の責任を取るとして、19日に辞表を提出した太田誠一農水相。
記者会見では「責任」という言葉を繰り返したが、流通業者からは「無責任だ」
「被害補償してほしい」と怒りの声があがった。消費者軽視と受け取られる
発言を繰り返した揚げ句の辞任とあって「選挙のことしか考えていない」との
指摘も出ている。
午後11時過ぎ、太田農水相は、予定時刻よりやや遅れ、農水省内の
会見室に入った。グレーのスーツにネクタイ姿。顔はやや土色で、疲れも
見える。白須敏朗事務次官の辞任など、部下の人事異動を発表した後、辞意を
切り出した。
時折、言葉に詰まりながら、ゆっくりと理由を説明する太田農水相。「日本の
食の安全は大丈夫、という国内外の評価を揺るがし、誠に申し訳ない」と謝罪
した。事故米調査途中で辞任する理由については「内閣の任期があと4日に
限られているため」と、政治責任をとるためとを強調。また、この問題に絡み
「じたばた騒いでいない」と発言したことについては「(内閣府の)食品安全委員会
が安全といっている、ということを言った」と、やや声を荒らげて弁解した。
太田農水相の辞任に、汚染米の流通先として社名を公表された業者からは
厳しい声が上がった。社名公表以来、対応に追われている兵庫県赤穂市の
老舗和菓子店役員は「大臣が辞めても、大変な状況が続くことに変わりはない」。
奈良県五条市の和菓子製造、西尾輝一さん(65)は「大臣も次官も、辞める
だけでなくこれまでの給料を迷惑を掛けた国民や業者に返すべきだ」と話した。
日本消費者連盟の富山洋子代表運営委員の話 「自民党総裁選や総選挙が迫る中、
党のイメージ悪化を懸念して辞任を表明したことが見え見えだ。太田誠一農水相は
8月に『消費者はやかましい』と発言するなど、国民を甘くみるような態度が目立ち、
福田康夫首相は自らの辞任表明の前に辞めさせるべきだった。遅きに失した印象だ。
政府の消費者軽視を象徴しているのではないか」
▽イザ!
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