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・無人偵察機が村落にミサイル4発発射、パキスタン部族地域
パキスタン情報機関当局者は17日、同国北西部の部族地域・南ワジリスタン地区で
同日夜、無人偵察機2機が村落にむかってミサイルを4発発射、7人が死亡、3人が
負傷したと述べた。
アフガニスタン国境沿いにある南ワジリスタン地区では国際テロ組織アルカイダや
アフガンの旧政権勢力、イスラム強硬派タリバーンの残党の活動が活発で、米政府は
アフガン駐留米軍への攻撃拠点になっているとも指摘。米軍は無人偵察機を使い、
アルカイダ拠点などを遠隔操作で爆撃しているとされる。
目撃者によると、17日夜の爆撃では民家3棟が破壊された。民家はアラブ系などの
外国人に貸していたという。米軍制服組のトップ、マレン統合参謀本部議長は17日、
パキスタンを訪れ、政府や軍首脳らと会談、米軍によるパキスタン領内での攻撃などで
意見交換している。無人偵察機の爆撃はこの会談の数時間後に行われた。
パキスタン、アフガン国境周辺での武装勢力掃討では、米紙ニューヨーク・タイムズが
先に、ブッシュ大統領がパキスタン当局の許可を不必要とする同国領内での作戦実施
を承認したと報道。米軍特殊部隊がテロ容疑者を攻撃することを認める機密文書に
署名したとされる。パキスタン当局には事前に攻撃の標的を知らせず、米軍側が先制
攻撃をする場合もあることなどが認められたという。
これに対し、パキスタン軍と政府は主権侵害として強く反発している。
部族地域・北ワジリスタン地区でもアルカイダ、タリバーンの残党勢力を狙ったミサイル
攻撃は起きており、9月12日には無人偵察機がミサイルを発射、少なくとも13人が死亡、
5人が負傷している。米軍の偵察機とされた。
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