08/09/18 20:16:49 0
敷金・礼金なしでマンションやアパートが借りられるとして低所得者にも人気の「ゼロゼロ物件」。
だが、「家賃の支払いが数日遅れただけで、部屋の鍵を交換された」といった苦情も多く、
入居者への強引な措置が問題となっている。
こうした中、同物件の入居者が10月、不動産会社に慰謝料など1人あたり数百万円の
損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こす。非正規雇用の拡大など収入の不安定な
人が増える中、被害対策弁護団は「行き過ぎた『貧困ビジネス』は見過ごせない」と話している。
提訴するのは、不動産会社「スマイルサービス」(東京)のゼロゼロ物件に入居する都内の
男性ら20~30歳代の3人。弁護団によると、同社の物件では、敷金・礼金を払わなくていい代わりに、
家賃の支払いが1日でも遅れると、家賃約6万円に「違約金」などの名目で約2万円が
上積みされる決まりで、無断で部屋の鍵を換えられたり、留守中に荷物を処分されたりしたケースもあった。
マンションに入居する場合、借地借家法に基づく賃貸借契約を結ぶのが一般的で、
通常は正当な理由なく一方的に解約されない。しかし、同社は「鍵の一時使用」という
特殊な契約形態を採り、契約書に「居住権は認められない」と記載していたため、
いつでも解約できる内容になっていた。
(2008年9月18日14時36分 読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
>>2以降に続く