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政府が事故米流通先の1つとして公表した広陵町の米穀販売会社「ナカガワ」
の男性社長(54)が、16日深夜に自殺していたことが17日、分かった。
社長は16日昼にも自殺を図っていたといい、家族は突然の悲報に憔悴(しょうすい)
しきった様子。一方、同社の取引先関係者は「社長は公表を恐れていた」と話し、
事故米問題が巻き起こした悲劇に憤りをみせた。
香芝署によると、社長は最近になって家族に「死にたい」「病院に行きたい」
などと漏らしていたという。16日午後1時半ごろには農薬を飲んで自殺を
図ろうとし、臭気でもうろうとしているところを家族が見つけ、病院に搬送。
社長は署員に「自殺しようと思い、4日前に作業所にある農薬のビンを1本持ち出した」
と話していた。ただ、その後は落ち着きを取り戻し、家族とともにいったん帰宅。
午後11時ごろに1人で寝室に行ったという。
社長の長男(28)は「急なことで事実関係も詳しく把握できない状態。今は
そっとしておいてほしい」と言葉少なに話した。
一方、ナカガワからもち米を仕入れていた広陵町の製菓業の男性(54)は、
16日朝に社長から謝罪の電話を受けた。男性は、社長について「事故米問題が
発覚してからは謝ってばかりいた。かなり動転していた様子だったので、早まったこと
をするなよと言っていたのに…」と話し、「公表されて仕入れ先に迷惑をかけることを
一番恐れていた。自殺は、公表が引き金になったのでは」。
同様にナカガワからもち米を仕入れ、社名が公表された天理市の米菓製造業の
男性(52)は「死にたくなる気持ちは一緒。農水省は公表しないと言っていたのに」
と憤りをみせた。
また、ナカガワの近くに住む60歳代の主婦は「事故米問題といっても、ナカガワは
直接関係ないのに、気の毒で仕方ない。昨日のテレビで会社名を見たが、まさか
自殺するとは」と話していた。(産経新聞)
▽イザ!
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